バカの考えてることは分からん

「頭のいい人は何考えてるのか分からない」とか言う人がいるが、逆だ。
何考えてるのか分からないのは、頭の悪い人(バカ)だ。

よほどの天才でもない限り、頭のいい人の考えは分かりやすい。
なぜなら合理的だからだ。
それに尽きる。



しかし、バカは合理的でない。
奴らの言うことは、論理が無茶苦茶だし、主観もかなり入っている。
「こいつ妄想で喋ってるんじゃないか?」と思う事さえある。

なぜバカはいつもこうなのだろうか?
その理由は、バカは自分がバカだと気付いていないからだろう。

バカな人も、自分のことをバカだと言うことはよくある。
ただ、このように言う人でも、重要なところで致命的な勘違いをしている。

バカが言うところの「自分はバカ」は、「自分は最低限の常識しか知らない」だ。
つまり、自分は「常識的な人間」だと考えている。
自分は常識的なのだから、自分の考えは常に正しく、万人に通用する世界共通のものなのだ。
そして、「頭のいい人は常識外の知識をいっぱい持っている」くらいにしか思っていない。

当然だが、これは大きな勘違いである。
常識なんてものは人それぞれだ。
自分の常識は他人の非常識ということを分かっていない。

バカにとっての「世界」とは、自分の生活圏内のことである。
誰かが自分の「世界」にないことを言いだしたら、「お前は間違っている」と言って非難してくるのだ。
たとえそれが合理的なことでも、自分の常識と矛盾していれば、即座に間違っていると判断してしまう。

こういう人間と関わるとすごくストレスを感じる。
そして、解決策は1つしかない。
「関わらないこと」だ。

最近話題の「行動経済学」という学問は、こういうバカな人の不合理な行動を予測する学問だ。
バカを説得するのは無理だとしても、予測できるのなら多少はストレスが軽減されるかもしれない。


0 件のコメント :

コメントを投稿