ガソリンスタンドの夜勤は最も楽な仕事のうちの一つ

私は現在、ガソリンスタンドでバイトをしている。

店員がガソリンを入れる「フルサービス」ではなく、客が自分で入れる「セルフサービス」の店だ。
そして私は夜勤専門のスタッフである。



はっきり言ってこの仕事は、この世に存在する仕事の中でも超絶楽な部類に入ると思う。

セルフサービスの時点で店員がやることはほぼないし、更に夜勤なら客も少ないから本当にやることがない。

夜勤の業務として一応設定されているのは、給油中の客の監視と店内の清掃だ。

前者は正直あってないようなものだし、後者も基本すぐに終わる。
したがって、勤務中のほとんどの時間が暇だ。

また、夜勤は通常1人勤務なので、暇な時間は人目を気にすることなく自由に使える。

私は普段、本や漫画を読んで過ごしている。
この仕事のおかげで、私の読書量は飛躍的にアップした。

あと、眠いときは普通に寝ている。
この仕事を経験したらコンビニバイトですら激務に感じるであろう。

当然だがスキルの向上などとは無縁の仕事である。
まさに人生諦めたような仕事だ。

しかし、私はこれでいいと思っている。

なぜなら、私はセミリタイア志向なので、そもそも仕事で「自己実現」をするといった高尚なことを目指すつもりはないからだ。

それに、世の中のほとんどの仕事は特別なスキルも必要ではなく、誰でもできる。
これはバイトに限らず、正社員でも同じだ。

私の正社員時代の仕事もただ激務なだけで、内容は誰でもできるものだった。
転職に生かせるようなスキルが身に付くわけでもなかった。

だったら仕事なんてなんでもよく、楽にお金がもらえるほうがいい。
単純なことだ。

もちろん、最終的には仕事内容と給料のバランスを考慮する必要がある。


話が少し逸れたが、もう少しこの仕事について。

メリットはもちろん上記に書いたように楽なことだ。

更に、勤務中に仕事以外のことができる。(本当はよくないのだが…)
また、深夜勤務は時給が上がる。(25%アップ)

デメリットはやはり夜勤であることだろうか。
生活リズムを整えないと辛いかもしれない。

ただ、この仕事は夜勤しかないので、慣れれば問題ない。
工場などの交代勤務と比べたらかなりましだろう。

また、夜勤は通常1人勤務なので、トラブル時は1人で対応しないといけない。

と言っても、バイトが対処できるトラブルなんて限られている。
自分で対処できないときは勝手な判断をせず、朝出勤してきた責任者に報告&丸投げが基本だ。


ちなみに、セルフのガソリンスタンドには、通称「真セルフ」と「偽セルフ」の2種類があると言われている。

見分け方は、給油機と洗車機しかなければ真セルフで、整備工場もあれば偽セルフだ。

偽セルフの昼勤務はノルマがきついとよく聞く。
ノルマとは、エンジンオイル、タイヤ、クレジットカードなどの勧誘だ。

だが、夜勤なら真も偽も変わらないんじゃないかと思う。
普通、夜勤で接客はしないからだ。


最後に言い忘れていたが、ガソリンスタンドは乙種第4類危険物取扱者(通称乙4)の免許を持っている者が、最低1人職場にいる必要がある。

したがって、1人勤務の夜勤は必然的にこの乙4の免許が必要になる。
乙4を取るには筆記試験を受ける必要があるが、難易度は低めだ。

私の感覚では、車の免許よりはやや難しいかなという程度である。
もしこの仕事に興味があるのなら、取っておいても損はないだろう。




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