実家暮らしは最強の節約ではあるが

実家暮らしは最強の節約方法だ。
なぜなら、人生において最大の支出である住居費を払わなくていいからだ。

しかし、何事にもメリット・デメリットがあるように、実家暮らしは節約というメリットがある反面、デメリットもある。
それは、「親と同居」という一点に尽きる。



実家暮らしというのは、お金をかけないために親に頼っているわけで、結局のところ「住まわしてもらってる」ことになる。
そして親も、意識的には思っていなくても、無意識的に「住まわしてやってる」と思ってしまう。

そうなると、そこには上下関係が生まれる。
上下関係があると、人は仲良くなれない。

上下関係の下側にいる子供は、基本的には家庭内のことでは我慢する側だ。
正しいと思うことを主張しても、それで親子関係が悪化した場合、家庭内で不利になるのは自分である。

一方、上下関係の上側にいる親は、家庭においては自分が「正しい」と思っている。
そのため、子供が親の考えと違うことを主張したら、「嫌なら出ていけ」と権力的なものを行使しだす。

上下関係があると、基本的には下側の人間が窮屈な思いをすることになり、いずれ我慢の限界が来たら離れていく。
これは親子関係だけでなく、夫婦関係でも同じだ。
一緒に暮らす人間に上下関係を作ってはだめなのである。

上下関係をなくすには、お互いのことを尊重するしかない。
実家暮らしをするなら、子供は親孝行をし、親は子供のやりたいことを尊重する。

しかし、残念ながらこんな「上等」な人間は、世の中にそうそういないのである。


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