ギリギリで入った大学では苦労する

【大阪大入試ミス】「急な話で経済的に用意できなければ...」 転入学希望者の入学金、授業料55万円支払い1年間猶予
阪大の入試ミスで、本来合格していた人の一部が転入を検討しているらしい。
また大学側も、入学金の支払い猶予などの措置を実施するとのこと。

まあ、大学側のミスで不合格にされたのは悔しいというのは分かるが、転入してもあまりいいことはないと思うぞ?



入試ミスで合否が変わるということは、この人たちは合格ライン付近にいたことになる。
もし、ミスがなく入試が実施されていたなら、この人たちは合格ラインギリギリの成績で入学することになっただろう。

僕の経験から言わしてもらうと、合格ラインぎりぎりで入った人は大学で苦労する、というか落ちこぼれやすい。

それもそうだ。
入試の成績はその人の学力を示している。

合格ラインギリギリで入った人は、入学後の成績も最下位付近を推移しやすい。
講義になかなかついていけなくて単位も落としてしまい、やる気を失い不登校からの留年になるというのがよくあるパターンだ。

僕の大学時代の知り合いの1人に、合格ラインギリギリで入った人がいた。
彼はまじめで、講義もサボることなく出席していたが、それでも単位がなかなか取れず、結局1留して卒業した。

まじめにやっても留年してしまうのだ。
希望の大学に入ったら頑張れるとは、思わないほうがいい。

生まれ持った学力はなかなか変えられないから、努力しても成績が向上する見込みは薄い。
そうなってくると、やる気を維持するのはかなり難しい。

今回の騒動で転入を検討しているのなら、私立で学費が高くて困っているという理由以外で転入するのはお勧めしない。
今いる大学で頑張ったほうがいい。


ちなみに僕の入試の成績は、ちょうど真ん中くらいだった。

入学後の僕は、普通に講義に出て、普通に単位を取った。
たぶん、大学での成績も平均くらいだったと思う。
留年もすることなく卒業できたし、卒業するのに苦労した記憶もない。

そして、単位の取得に苦労することがないから、時間と労力を他のことに使うこともできた。
学生生活を充実させるうえで、これは重要だと思う。

大学は、ある程度余裕をもって合格できる出来るところに入るのがよい。


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