母親に孫が見たい的なことを言われた。
まあ、その気持ちは分からんでもないし、私も若干申し訳ない気もするが、でも、孫ができないのを私一人の責任にしてもらっては困る。
別に、親の育て方が悪かったと言いたいわけではない。
育て方がどうだろと、子供を作る人は作るし、作らない人は作らない。
要は確率の問題なのだ。
私は一人っ子だ。
一人っ子ということは、私一人が子供を作らないだけで、私の親は孫を見ることができない。
もし、私のほかに兄弟がいたら、私が子供を作らなくても、他の兄弟が作るかもしれないから、孫を見られる確率が上がる。
最新の生涯未婚率は、男性で23.37%、女性で14.06%だそうだ。
参考記事:
【生涯未婚率】男性23%、女性14%に急上昇 「皆が結婚する社会こそ異常」と指摘する専門家も
単純に平均を取ると18.72%となるので、ここでは簡単に、子供を作らない確率を20%としよう。
このとき、一人っ子なら、孫が一人もできない確率は20%だ。
20%というのはそこそこあり得る確率だ。
もし2人兄弟なら、孫が一人もできない確率は4%となる。
さらに3人兄弟なら、0.8%まで下がる。
どうしても孫の顔が見たいなら、子供を3人作ればほぼ確実に(99.2%)見られるということになる。
しかし、私の親は一人っ子を選んだ。
これは完全に親の判断であり、この点に関して私には一切責任はない。
もちろん、子供を作らないと判断したのは私自信であるが、それはいろいろな要因を考慮した上のことで、もし別の境遇だったら、別の判断をしていただろう。
つまり、たまたまそう判断したということだ。
そんなことよりも、孫が見たいと言っておきながら、自ら孫ができる確率を”確実に”下げた親のほうに責任があるだろう。
まあ、親も一人っ子を選んだのには事情があるだろうし、私もこんな確率論を引っ提げてまで、親を非難するつもりはない。
たぶん理解出来ないと思うし。
バカに確率論は理解できないのだ。
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