節約は金額の大きいところから手を付けるのが基本だ。
金額の小さい節約は、それをやるのに費やした時間や労力の割に合わないことがほとんどなので、むしろやらないほうがいい。
しかし、どれくらいの金額の節約ならやらないほうがいいのか、という明確な基準はない。
今回はその基準について、少し考えてみる。
まず、私たちは収入を年単位で考えることが多い。
月収は月によって変動があるが、年収になるとほぼ毎年安定した額になる。
そのためか、月収よりも年収のほうがよく話題になる。
ここで質問なのだが、あなたは自分の年収の千の位以下の額を覚えているだろうか?
おそらく、ほとんどの人は覚えていないと思う。
例えば、年収が382万4351円だとして、自分の年収を言う時に一の位まできっちり言う人はいないだろう。
大抵「年収は382万円です」って言うだろうし、そもそも4351円の存在は忘れ去られている可能性が高い。
つまり、私たちにとって年間1万円未満の増減は誤差でしかなく、全く気にならない。
ということは、年間1万円未満の節約は効果を感じることが不可能で、やるだけ無駄な節約だということだ。
年間1万円は、月平均で833円である。
もし、今あなたが頑張ってやっている節約が月833円未満の効果しかないのなら、今すぐやめたほうがいい。
これはかなり実感にも近くて、私は月1000円程度の節約はわざわざやろうとは思えない。
節約オンチ特有の「1円でも得になるならやったほうがいいじゃない!」というアホなことを言っている人は、一度考えてみてはどうだろうか。
クレカの年1000円の会員量ケチって解約したのとか後悔してる。保険とか無料のカードだとついてないし
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