会社の何が嫌だったのか思い出してみた


私は以前、大手メーカーの正社員として働いていたのだが、あの時はとにかく仕事が嫌だった。

もう何年も前のことなので、何が嫌だったか具体的には覚えてないけど、とにかく苦痛だったことだけは覚えている。

今になって、何があんなに苦痛だったのか考えてみると、おそらく、かなり体育会系色の強い職場であったのと、かつ私の社会性の低さというダブルパンチが効いていたからなんじゃないかと思う。


私の仕事は基本的には社内で完結することだったので、顧客と接することは一切なく、この辺りのストレスは全くなかった。

また、私は理系学部卒で、会社でも技術職として配属されたので、仕事内容自体が極端に向いていなかったということもない。

実際、黙々と作業をするのは嫌いではなかった。

仕事にはそれなりの責任もあったが、それが重荷になっていたのかと言われると微妙である。

会社員の立場で失敗したところで、自分に何か直接的な害があるわけでもないから。

じゃあ何が嫌だったのかというと、職場の人が嫌だったんだろうなと思う。

仕事でうまくいかないと、やはり職場の上司、先輩や他部署の人からは怒られたり嫌な顔をされたりする。これが非常にストレスなのだ。

仕事の中には、どう進めていけばいいかよく分からないけど、でもとりあえずやらないといけないというものが多かった。

そういう仕事でも1人で完結できるなら、いろいろ試行錯誤しながら進めるのも楽しいかもしれないが、会社という場所でやっている以上、どうしても他人が絡んでくる。

そうすると、失敗したときに怒られることしか想像できず、こうなればもう体が出社に拒否反応を示してくる。

ゆるい会社だったら何とかなったかもしれないが、私は何をとち狂ったのかバリバリ体育会系の会社に入ってしまい、残念ながら長くは持たなかった。

つまり、会社の何が嫌だったのかというと、仕事内容そのものではなく、人と関わる事が嫌だったということです。

ほんとこういう人間は会社に向いてないと思いますね。



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