スーパーの値引き品を買い漁る人はたくさんいます。
こういう人たちは自分のことを「買い物上手」だとか「節約上手」と言いますが、残念ながらそんなことはありません。むしろ浪費家に近いです。
値引きに執着して不要なものをたくさん買っているという自覚がないのでしょう。
私の母親もこういう買い物をの仕方をするタイプの人間なんですが、買い物の仕方を聞いてみると、買うかどうかの判断を定価からの割引率だけで決めてるんですよね。
10%引きはいまいち、30%引きなら結構お得、半額ならマストバイみたいな感じで。
つまり、何か買う時は「安いから買う」のであって、これは裏を返せば「高い(定価)なら買わない」ということなので、そんなものはそもそも買う必要がないものです。
不要なものでも、半額なら買ったほうが得だと思うようです。
また、割引率だけに注目すると、高価なものも安いと感じて買うことになります。
普段の食料品や日用品なら、高価なものと言っても価格が低いので、あまり気付きませんが、極端な例として、定価2,000万円の高級車が半額の1,000万円で売られていた場合、「お得だから2台買います」なんて人がいたら、誰もが無駄遣いだなと思うでしょう。
車が必要なだけなら、高級車を半額で2台買うよりも、定価100万円の軽自動車を値引きなしで1台買うほうが、節約としては正解です。
で、結局当たり前の結論になるのですが、本当の節約というのは、必要なものだけを必要なときにだけ買うことです。
もちろん、必要なものでも買う時はより安い値段で買おうとするのはいいのですが、あくまでも必要だから買うのであって、買うかどうかの判断を割引率だけで決めるのは無駄遣いの始まりです。
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