国民年金保険料免除の所得審査について


無職になると国民健康保険と国民年金に加入しますが、どちらも所得によって保険料の免除があります。

前年の所得を審査して免除の額が決められるのですが、これらのうち、国民健康保険は住民税の申告内容をもとに審査すると、自治体のホームページなどで明記されています。

一方、国民年金保険料免除の所得審査はどこを見て審査するのかは、私が調べた限りではどこにも書かれていませんでした。


そもそも、なぜ私はこんなことを気にしているのかと言うと、株の配当・譲渡所得がある場合に、何をもとに所得審査をするかは重要な話だからです。

配当・譲渡所得は所得税で確定申告しても、住民税で申告不要制度を選ぶことができます。

そうすることで住民税上では見かけの所得が低くなるので、国保の保険料免除などの恩恵が得られるわけです。

そして、国民年金保険料免除の所得審査も、国保と同じ住民税の申告をもとに審査するのかどうかが気になっていました。

結論を先に言うと国保と同じでした。

私の前年の所得は、バイトで稼いだ給与所得と配当所得で、配当所得は住民税では申告不要制度を選びました。

所得の額としては、給与所得だけが審査対象なら保険料3/4免除対象で、そうでなくて配当所得も考慮されるなら3/4免除の基準を超えるというものでした。

そして、審査の結果はめでたく(?)3/4免除。

これで国民年金保険料免除の所得審査も、国保と同じ住民税の申告内容ベースということが確定しました。

細かい内容ですが、低所得者にとっては国民年金の支払いもバカになりませんからね。

まあ、年金は免除するのか全額払うかのどちらが得かは議論の余地がありますけどね。

それでも、免除できるという選択肢があるのはいいことだと思います。


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