私は子供のときはかなりわがままな性格でした。
自分の思い通りにならない、例えば欲しいものを買ってもらえないときなどには、駄々をこねるどころかよく泣きわめいて暴れていました。
また、私はあまり覚えていませんが、よく物や場所を独占しようとすることがあり、そのために他の子供に対して暴力を振るうこともあったそうです。(親から聞いただけなので他人事ですが)
そんなクソオブクソガキだった私ですが、小学校に入るころには一転してかなりおとなしい性格になりました。
そして、それがそのまま現在の私の性格に繋がっています。
おとなしくなった私を見て、親戚の人なんかはよく「変わった」と言ってきますが、私は自分の性格は子供のときから変わっていないと思っています。
ただ、子供のときと違って我慢できるようになっただけです。
私は今でも結構わがままな性格です。
自分の思い通りにならないことがあればかなりイライラします。
でも、我慢して感情に出さないようにしているので、表向きには穏やかな性格の人に見えるようです。
まあ、我慢できるようになったことも性格が変わったと見なすこともできますが、それでも根っこの部分は全く変わっていないのです。
人間社会で感情的になっても得すことはほとんどないですからね。小学生のころの私はもうそのことが分かっていたのかもしれません。
・・・
どの程度かは忘れましたが、人の性格は遺伝の影響を大きく受けるそうです。
つまり、生まれ持った性格は変えることができず、大人になってからできるのはそれを理性で抑えるだけ。
理性で抑えられれば「立派な大人」、抑えられないなら「残念な大人」と見なされてしまいます。
そして、世の中には残念な大人が多い、というか大半なので、やっぱり我慢できることの優位性は揺るがないなと思うわけなのです。
KADOKAWA (2013-05-30)
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