書き手は「エッセンシャルワーカーの賃金は低く抑えられるべき」という社会の価値観を疑っていないようだが、エッセンシャル=必要不可欠な仕事が低賃金に抑えられてきたこと自体がおかしなことでしょう。ブルシットジョブが高賃金でもてはやされてきたこれまでの状態がアベコベだったんだと思います。 https://t.co/hFo1girw2e
— 想田和弘 新作「精神0」・新刊「なぜ僕は瞑想するのか」「人薬」「下り坂のニッポンの幸福論」 (@KazuhiroSoda) September 9, 2022
もしエッセンシャルワーカーの賃金が高かったらどうなるか想像できます?
我々の生活費が跳ね上がるんじゃないですかね…?
社会にとって必要不可欠な仕事が高賃金だと、多くの利用者の負担が上がってしまうことになるので、そういう仕事は効率化が進んで誰でもできるように設計されてるんですよね。
誰でもできる仕事が低賃金なのは普通だし、もし高賃金にしたとしても、その分インフレが進み、結局は(相対的に)低賃金になるんだろうと思います。
誰でもできる仕事の賃金が上がると、物価全体が底上げされますからね。
一方、社会に必ずしも必要ではない仕事はどうかと言うと、我々消費者はそういう仕事に対しては、珍しさや、面白さを求める傾向があります。
生活に必要でないなら、クオリティーの高いものが欲しいですよね?
例えば、つまらない映画をわざわざお金を払って見に行きたいですか?
高いクオリティーが求められる仕事は、誰にでもできるものではなく、効率化も難しいです。
その結果、一部のすごい人に報酬が集中して高賃金になるわけです。
エッセンシャルワークが低賃金で、ブルシットジョブが高賃金なのはむしろ普通で、我々が自由に経済活動を行った結果であり、市場原理が正常に機能していると言えるんじゃないでしょうか。
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