【男性向け】結婚のリスクを抑える方法論まとめ(その2)


前回からの続きです。


男性が結婚のリスクを抑えるには、離婚の確率を下げるか、離婚時の損害を抑えて再起不能にならないようにする必要があると前回書きましたが、今回はその具体的な方法について書きます。

・離婚の確率を下げる

1.結婚相手の選定

まずは離婚の確率を下げる方法から。

これにはまず何よりも相手の選定が重要です。

特に避けるべき人間は、責任感が欠如していて他責的でテイカー気質な、言っちゃ悪いですが、典型的な現代日本人女性です。

こういう人と結婚すると、離婚確率が格段に上がり、婚姻費用、財産分与からの、親権はく奪で養育費ATMと、フルコンボを食らう可能性が高いです。

一般男性にこういう女性を御すことはかなり困難なので、結婚前に同棲するなりして、相手が同居人として大丈夫か見極めるべきです。

2.夫婦になっても恋愛を続ける

特に問題がない相手でも、結婚後どうなるかは分かりません。

結婚後の離婚リスクを下げるための方法の1つに、「夫婦になっても恋愛を続ける」ことが挙げられます。

妻が夫に惚れている限り、離婚になることはほぼないですからね。

逆に妻が夫に恋愛感情を抱いていないなら、妻は基本的に結婚生活に不満を抱くことになるので、離婚リスクが上がります。

妻の認識では、常に「好きでもない男性と我慢して結婚してやってる」になるのです。

「結婚したら恋愛から降りられる」とよく聞きますが、実は降りると危険なのです。

3.夫側の親族から手厚い支援を受ける

非モテ男性には恋愛を続けるのは難しいと思うので、離婚の確率を下げるもう一つの方法として、「夫側の親族から手厚い支援を受ける」というものがあります。

自宅の購入費用などを夫の両親から支援してもらったりと、夫の親族からの介入を多くすることで妻の発言力を下げることができますし、離婚すれば妻の生活水準が大きく下がる可能性が高いので、妻が離婚しにくくなります。

また、子供を夫側の両親に頻繁に会わせておけば、離婚すれば子供からしたら、大好きなおじいちゃんおばあちゃんに会えなくなるので、母親は子供に恨まれる可能性があります。これも離婚リスクを下げるでしょう。

これを実践するには、夫の実家が太く、かつ夫の実家近くに住む必要があります。

また、できれば妻の実家は細いほうがいいです。

・離婚時の損害を抑えて再起不能にならないようにする

離婚の確率を下げる方法は以上のようなものが考えられますが、普通に考えてハードルが高いです。

「モテ」も「太い実家」も、生まれ持った要素が強いからです。

そうなると、離婚することを前提として対策するしかありません。

つまり離婚時の損害をいかに抑えるかです。

1.離婚時は子供を諦める覚悟が必要

離婚を前提にするにしても、現代日本で男性が無傷で離婚できることはまずあり得ないので、結婚相手の選定で離婚確率を下げることは当然重要ですが、それでも離婚するとなった場合に損害を抑える方法はあります。

まず離婚になった場合、子供の親権は99%父親は取れないので、離婚時は子供を諦める覚悟が必要です。

2.自分の収入を減らす

対策できるのは費用だけですが、離婚に伴う費用としては、離婚成立までには慰謝料、財産分与、婚姻費用があり、離婚後には養育費があります。

これらのうち、慰謝料と財産分与は一般的なサラリーマンだとあまり大きくならないことが多いです。

慰謝料は発生したとしても所詮は単発ですし、財産分与も、結婚後に大きな資産を築ける人は少数でしょう。

一方で、婚姻費用と養育費は、支払い期間が長期になるので、トータルではかなりの費用になります。

これら支払い額は原則その人の収入のみを考慮するので、簡単な話、支払い額を抑えるなら自分の収入を下げればいいのです。

もちろん簡単なことではないですが、もう離婚も濃厚で、今後妻子を養う必要もないとなれば、仕事も辞めて、自分の生活費さえ稼げればいいという考えもあります。

既にある程度資産を持ってる人なら仕事を辞めやすいですし、これは有効な手段かは分かりませんが、もし資産収入(配当収入など)がある場合には、無分配の投資信託に乗り換えて、形式上無収入にすることもできます。

3.住宅ローンがあると厳しい

ただ、収入を減らす方法は、持ち家の住宅ローンがある場合には取りづらくなります。

広い持ち家を売却して住宅ローンを返済し、安い賃貸に引っ越すというのは、可能であればやればいいと思いますが、フルローンで家を買った場合、大抵は売却価格よりもローン残高が多くなります。(オーバーローン)

住宅ローンは家を売却したら一括返済を求められるので、多額のキャッシュを持っているか、もしくは夫の実家からの支援でもなければ自宅の売却は不可能でしょう。

持ち家を賃貸に出して家賃収入を得つつ、自分は安い賃貸等に住むという方法も一応あります。

ただし、住宅ローンのままでは賃貸に出せないので、ローンの借り換えなど、ハードルは高いと思います。

住宅ローンの支払いがそれなりに重いなら、仕事を辞めるのは難しいです。

そうなると、収入も減らせないので、婚姻費用や養育費の減額は交渉で何とかするしかありません。

住宅ローンの支払いがあるからと言って、婚姻費用や養育費は原則減額にはならないらしいので(家族のために買った家なのに理不尽だと思いますが)、結局仕事も辞められず、費用も減らせないというデッドロック状態になる可能性があります。

こう考えると、何も考えずに結婚して、(フルローンで)家を買うことがいかに危険かということが分かります。

4.離婚を早期に成立させる

婚姻費用を抑えるもう一つ方法は、離婚を早期に成立させることです。

婚姻費用とは、別居中でも配偶者の生活費を支払うというものなので(なぜそんなものを払う必要があるのかは疑問ですが)、離婚して配偶者でなくなれば払う必要はありません。

しかし、もたもたしてる間に妻が弁護士を雇って知恵を付けてしまうと、婚姻費用を取るために離婚を引き延ばす戦略を取る可能性があるので、とにかく早期に離婚を成立させることが重要なのです。

5.婚前契約書を作る

あまり知られていませんが、「婚前契約書」を作るのも、離婚時の損害を抑える方法の1つです。


どこまで取り決めできるのかは、私も知識がないので詳しくは書きませんが、当然、民法に反するような極端な内容は無効になるでしょう。

それでも、財産分与を無しにしたり、婚姻費用の上限を定めたりはできそうなので、これから結婚する男性は絶対に婚前契約書を作ったほうがいいと思います。

もちろん相手の女性からは嫌な顔をされると思いますが、これは同時に相手がどういう人間かを判断するための「リトマス紙」にもなります。

もし婚前契約書を作ることに相手がごねたら、真意はどうであれ、「離婚時に金をふんだくる」という意思表示なので、結婚しないのが無難です。

男性からしたら結婚することにメリットはありません。

別に事実婚でも一緒に暮らして子育てすることは可能です。

婚前契約書作成で結婚が破談になるなら、それはそれでいいのです。

・おわりに

以上、結婚のリスクを抑える方法についてまとめてみました。

事実婚や、専業主"夫"になるというのも一応方法の1つですが、一般男性にはかなり難しいと思うので、特に取り上げませんでした。(そもそも専業主夫は離婚の確率が跳ね上がる)

「愛がない」とか言われそうですが、そもそも一生添い遂げるのにこんな不平等な契約は必要ないはずです。

こんなものを押し付けるほうが愛とはかけ離れていると思いますね。

また、養育費を支払わないと「子供のことを考えていない」と言われますが、子供のことを考えていないのは、養育能力もないのに単独親権で子供を引き取った母親のほうです。

父親からしたら、もう会えない子供に養育費を払う理由は薄いです。

別に養育費を払うこと自体は否定していません。

払いたい人は払えばいいです。

しかし、法的に親の権利がないのに、親の義務(養育費支払い)だけを課すのは普通に考えておかしいでしょう。

権利と義務はセットのはずです。


とにかく男性に不利な結婚制度です。

防衛することは何も悪いことではないでしょう。

2 件のコメント :

  1. 結婚をしたい人は何も考えずにするしかないと思う。ちょっとてでも考えてしまったら結婚はできない。

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    1. 考えた結果結婚しないのは全然OKですね。少なくとも何も考えずにすることではないと思います。男性にとっては。

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