個人は国家や会社の利益を考えて生きているわけではない


少子高齢化だから国の利益のために子供を作れとか、会社の利益のために一生懸命働けとかいう意見は、総じてクソだと思っている。

はっきり言って、誰も国や会社の利益なんかに興味ないし、そんなことを考えながら生きていない。

みんな自分の利益(幸せ)のことしか考えていないし、それで精一杯だ。



現状の日本社会は、国や会社などの組織の利益と、個人の利益が相反している。

少子化問題に貢献しようと子供をたくさん作っても、子育てにお金がかかり、個人は経済的に辛くなってしまう。

会社に貢献しようと一生懸命働いても、個人は大して評価もされず、給料も上がらない。自分の時間だけが搾取される。

仮に給料が上がったとしても、税金として国に取られる割合が増える。

こんな利益相反状態でどうしろって言うんだ。

これでは、個人は組織にとって不利益なこと(個人にとっては利益になること)ばかりしようとするし、組織のために何かするにしても、嫌々するからパフォーマンスも上がらない。

国や会社が発展すれば回り回って個人にも恩恵があるというのはその通りかもしれないが、庶民はそんな長期的な視点で物事を考えられないし、みんな「自分一人が頑張っても…」としか思っていない。

これを解決するためには、個人にとっての利益が組織にとっても利益になるようにするか、組織の利益のために行動することが、個人にとっても利益になる(と思わせる)ようにする必要がある。

では、具体的にどうすればいいのかって?
そんなのは知らん。
それを考えるのは国や会社の仕事だ。

なんかふわっとした議論になったが、頼んだよ。


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