理容店で流すBGMの使用料をめぐる裁判で、JASRACが勝訴したようだ。この判決を受けて、またいつものように「カスラック」と非難されている。
個人的には店で流すBGMくらいいいだろうと思うが、法律上、BGMでも使用料取れるみたいなので仕方ないだろう。合法なのはJASRAC側なのだから、誰も文句は言えない。
JASRACの集金力はかなり高いと言われている。
作曲者たちも、JASRACに頼まないとなかなか著作権使用料が入ってこないので、やむを得ずJASRACに委託しているという側面がある。
ただ、店で流すBGMですら（しかも地方の個人商店まで）使用料を取られるというのなら、店舗経営者はJASRAC管理曲を店で流すのを控える方向になるんじゃないだろうか。
BGMなんて雰囲気が合っていれば何でもいいのだから、作曲者が大昔に亡くなったクラシックや、著作権フリーの楽曲でいい感じのを見つけて流しておけば問題ない。
するとどうなるか。
私たちは外出先でJASRACの管理下にある、最新の楽曲や、懐かしのあの曲などを聞く機会が減っていく。楽曲に触れる機会が減ると、楽曲を購入する機会も減る。
それに今のジャップは超ケチだから、聞いたこともない曲に金だすとかマジでない。
ある程度は無料にして、大勢の人に聞かせる機会を作ったほうが曲の売り上げは伸びると思うんだが、この辺りはJASRACさんとしてはどう考えているのだろうか。
たぶん、なんも考えていないだろうな。
まあ、今後の音楽業界の衰退をかげながら見守らせていただきますよ。
