わくわくしている人には悪いが、将来の予測としては、基本的には憂鬱な気分になっている人のほうが正確な予測をしている。
逆に、わくわくしている人は、その期待が裏切られる可能性が高い。
やりたいことはできない
会社のような組織で働く場合、自分がしたいことはまずできないと思ったほうがいい。ほぼ確実に、やりたくない仕事をやらされる。頑張って昇進すればやりたいことができるかというと、そんなこともない。
役員クラスまで昇進するなら知らないが、下手に昇進するだけなら、むしろ余計にやりたくない仕事が増える。
また、お金のために頑張れるから大丈夫だと思っていても、サラリーマンはどんだけ頑張っても給料は増えない。頑張れば頑張るほど仕事だけが増えていく。
こういう状況では、将来が改善する見込みが全く見えない。将来に希望がないのにやらなければいけない状態というのは、非常に不幸だと感じる。
終わりが見えない
これは、たとえそんなにきつくない仕事だとしても同じだ。きつくはないが、大してやりたくない仕事をこの先ずっとやり続けなければいけないは、終わりが見えなく、希望もないから、これもまた不幸だと感じる。
嫌なことでも、終わりが見えるならまだ楽だ。
例えば、中学校に馴染めず学校に行きたくないと思っていたとしても、中学校は3年経てば卒業だ。3年後に卒業という確実な終わりが見えており、これは将来が改善する可能性があるという希望になる。
終わりが見える期間限定なら少し我慢すればいいだけだが、残念ながら社会人には終わりがない。正確には定年があるのだが、先過ぎて実感が持てない。
社会人は「懲役40年」とか言われたりするが、これは別に大げさな表現でもなくて、むしろ期間が長すぎて「無間地獄」とさえ感じられる。
副業せよ
そんな無間地獄に放り込まれた社会人たちにおすすめするのは、やはり副業をすることだ。副業と言ってもいろいろあるが、別に何でもいい。とにかく興味のあることをやって、会社以外からの収入を作ることが重要だ。
会社以外からの収入があれば、嫌な会社を辞められるかもしれないし、副業なら頑張るほどに収入が上がるかもしれない。あくまで可能性があるという程度だが、それでも将来が改善するかもしれないという希望になる。
副業じゃなくて趣味を充実させようと考えている人もいると思うが、それでうまくやれるなら別にいい。
しかし、収益を生まず、金がかかるだけの趣味ばかりしていると、ますます会社の給料に依存する状況になり、長期的には自分の首を絞めていることになりかねない、ということは意識しておくべきだ。
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