仕事は「やりがい」か「お金」か


仕事はお金のために我慢するもの? 世間の認識に大差が...
2年前のデータだが、4割くらいの人が「仕事はお金のために我慢するもの」と思っているらしい。

ということは、逆に考えると、6割の人は「仕事はお金だけじゃない」と思っていることになる。

仕事をするお金以外の理由とは、ざっくり言うと「やりがい」のことだ。

巷でよく耳にする「お金よりやりがい重視」という言葉は大変聞こえがいい。やる気が感じられ、お金のためという意地汚さがない。

しかし、聞こえのいい言葉というのは、やはり疑ってかかるべきで、この言葉も半分正解で半分間違っている。



まず、お金のために我慢して仕事をしているのなら、絶対に幸せにはなれない。

お金のためということは、仕事自体は好きじゃないということだから、好きでもないことに多くの時間を取られる状態で幸せになれるわけがない。

それに、会社で働いていると、毎月決まった額の賃金が支払われるので、お金をもらう嬉しさがどんどん薄れていく。

そうなると、実際はお金のために働いているのだが、感覚的には何のために働いているか分からなくなってしまい、更なる不幸へと陥ってしまう。


一方、仕事にやりがいを感じているのなら、お金のためだけに働いている人よりかは幸せかもしれない。

やりがいがあれば辛い仕事も頑張れるが、雇われて働いている以上、どれだけ頑張っても給料はなかなか上がらない。

給料が上がらず、生活が改善する見込みがないから、頑張ることに疲れて、いつか心が折れるかもしれない。

会社という組織で働いていると、こういうやりがいの搾取に遭うことがよくある。

やりがいもお金もどちらも満たせる会社で働ければいいのだが、残念ながらそういう会社は少数派である。

やりがいの搾取が起こるのは会社のせいもあるが、根本的な理由は、やりがいのある仕事でも、それを収益化することを他人(会社など)に依存しているからだ。

ここを解決しないと、結局仕事というのは、お金のために我慢して最低限のことだけやるか、やりがいを持って頑張っても搾取されるだけのものになってしまう。


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1 件のコメント :

  1. 会社も極悪機関かというとまた難しく、一度口先だけで昇進していく給料泥棒を入れてしまうと逆搾取されてしまうのでリスクを見込んでまじめな人から搾取せざるを得ない部分もあるかと思う。
    会社はいい会社なのに当たった上司でいかようにもブラックになるから

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