焼肉こそ1人で行くべき理由


焼肉と言えば、複数人で行くのが一般的なイメージである。

現に、ほとんどの焼肉店が、複数人での利用を想定した店内レイアウトになっている。(カウンター席がなく、大きなテーブル席ばかり)

別に複数人で行くこと自体を否定するわけではないが、私は焼肉こそ一人で行きたいと思っている。


私が外食するときは、食事を楽しむのが目的だ。

焼肉というのは、自分で調理しなければならない料理なので、食事を楽しむためには調理に気を遣う必要がある。

つまり、会話を楽しみながら食べる類の料理ではないということだ。

会話に夢中になっているグループの網の上では大抵肉が焦げているのが、このことを物語っている。

会話を楽しみたいのなら、最初から調理済みの料理が出てくる居酒屋なんかに行った方がいい。

また、複数人で行くとよくいるのが、網の上を埋め尽くさんばかりに肉を焼くやつだが、これをされると食べるペースが乱れてしまう。

焼肉は自分の好きなペースで好きな焼き加減で食べてこそおいしいわけで、そういう点では一人向きの料理である。

焼肉店には、一人客でも入りやすいように、もっとカウンター席を充実させてほしいものである。

これは焼肉に限らず、しゃぶしゃぶ等、自分で調理するタイプの料理に当てはまることである。



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