生活費削減は収入増と同じ効果だということ


「豊かな生活」とは、収入を増やして生活水準を上げることだけではないと思っている。

収入が少なくても、低い生活コストで満足した暮らしが得られているのなら、それはそれで豊かな生活だ。

生活を向上させるには、収入を増やすか支出を減らすかの2つしかないわけで、収入を増やすのが難しいのなら、支出を減らすことを真剣に考えたほうが確実だし、効果も短期で表れてくる。


生活費を安定的に削減でき、かつQOL(Quality of Life)が下がったと感じないなら、それは収入が増えたのと同じ効果がある。

生活費の削減は、やはり固定費から削るのが効果的だ。金額が大きい上、削っても不便さを感じないなら、QOLが下がったと感じにくい。

逆に、いきなり食費や日用品から削るのは、効果が薄い上、QOLが下がったと感じやすいので、やるとしても最終手段としてやるべきだ。


大きな固定費と言えば、まず思いつくのが住居費であり、賃貸なら家賃だ。

もし、部屋がもう少し狭くなっても、駅から数分遠くなっても全く困らないのなら、家賃が1万円安いところに引っ越せば、月1万円、年間12万円の削減になり、それだけ収入が増えたの同じ効果が得られる。

引っ越し代を考慮しても、1年くらいで元が取れる。


車を持っている場合も、大きな固定費が発生する。

車の維持費は人それぞれだが、例えば月2万円、年間24万円の維持費がかかっているのなら、たとえ家賃が1万円高くなっても、車がなくても困らない場所に引っ越せば、QOLを下げずに生活費を削減できる。


また、通信費の削減は簡単にできる上、効果もそこそこだ。

スマホをキャリアで契約しているのなら、格安SIMに切り替えることで、毎月約5,000円、年間約6万円くらいの削減が見込める。

あと、保険なんかも、なくてもほとんど困らないので、がんがん削ればよい。


当然だが、支出の削減には限界があるので、収入を増やせるなら、そっちで頑張ったほうがいい。収入を増やすことに上限はないから、理論上効果は無限大だ。

ただ、それはできる人がやればいいのであって、できないのなら、支出削減に力を入れたほうが確実だということである。

まあ、こんなデフレマインド丸出しのことをみんながやりだしても良くないので、基本的には、みなさんには収入を増やす方向で頑張ってもらいたいものです。


0 件のコメント :

コメントを投稿