多数派が有利なこと、少数派が有利なこと


世の中には、多数派が有利なことと、少数派が有利なことがあり、これを理解せずにわざわざ不利な場所で戦っていると、大抵うまくいきません。

じゃあ、多数派もしくは少数派が有利なことは何で、その特徴は何なのか?


多数派が有利なこと

基本的に多数決で決まることは、多数派が有利です。

例えば、選挙は多数派に受けることを言うほうが、当選しやすくなります。

会社内の派閥なんかも、多数派に属しているほうが有利でしょう。少数派に属していると、いつ潰されるか分かったもんじゃありません。

これは、多数派が正しいかどうか関係ありません。


また、ネットワーク効果が働く場合も、多数派が有利です。

例えば、パソコンのOSはほとんどがWindowsで、多くのソフトウェアもWindows向けに作られています。

これは多くの人がWindowsを使うからこそ、多くの人が開発に携わるためです。

同じように、家電なんかも、基本的には多くの人が使っているものを選ぶのが無難になります。


少数派が有利なこと

基本的に競争があるものは、少数派が有利です。

競争があるもので多数派に属しているということは、激しい競争を強いられることになり、勝てる可能性が下がります。

典型的なのが株式投資で、急成長の人気株はみんなが買うので株価が高く、この状態で買ってもあまり儲からないことがほとんどです。

むしろ、悲観視されて株価が低迷している銘柄を買うほうが、安く仕込める分、儲けも多くなりやすいです。


また、会社でたくさんの人と出世競争を繰り広げるより、フリーランスになったほうが楽して稼げるというのもよくある話です。

もちろん、フリーランスで稼ぐには、他人が持っていない「少数派のスキル」が必要なわけですが。

その他にも、風俗業は参入する経営者が少ないからこそ利益率が高いみたいな話もあります。

まとめ

多数決で決まるものや、ネットワーク効果が働くものは多数派が有利です。こういうものは、内部で競争がなく、パイも限られていないのが特徴です。

消費者側なら、ほぼ多数派が有利です。

逆に、競争があり、限られたパイを奪い合うような場合は、少数派にいるほうが競争に勝ちやすいので有利です。

生産者側になると、こちらになります。

この点をよく理解して、人生をうまくやっていきたいものです。



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