久しぶりにまじめな投資の話でもしますかね。
「FAANG」とは、アメリカ経済を牽引する代表的なハイテク企業である、Facebook、Amazon、Apple、Netflix、Googleの頭文字を取った言葉です。
FAANG銘柄は、その高成長ぶりと知名度の高さから、投資家にも人気です。
人気ということは株価の勢いもよく、そのため、「あれはバブルだ」「いや、バブルではない」などと、いろいろ言われています。
ということで、私の個人的な見解を以下に示しておきます。
FAANG銘柄の概要
とりあえず、各銘柄の株価チャートと株価指標を載せておきます。Facebook(FB)
・株価指標
予想PER:26.92倍
配当利回り:無配
Amazon(AMZN)
・株価指標
予想PER:142.87倍
配当利回り:無配
Apple(AAPL)
・株価指標
予想PER:16.75倍
配当利回り:1.53%
Netflix(NFLX)
・株価指標
予想PER:137.43倍
配当利回り:無配
Alphabet(GOOGL)
AlphabetはGoogleの親会社です。・株価指標
予想PER:29.52倍
配当利回り:無配
FAANG銘柄はバブル?
株価がバブルかどうかを判断する最も簡単な指標はPERです。現在のS&P500の予想PERが17倍程度ということを考えると、Facebook、Apple、Googleはバブルではないです。
PERが3桁のAmazonとNetflixはバブルの可能性があります。
ただ、バブルかどうかは後になってみないと分からないので、現状では断定はできないです。
将来、安定的に利益を出せるようになった時に、現在のPERが正当化できるのならバブルではないですし、正当化できないのならバブルだったということになります。
個人的には少しバブリーな感じがしますかね。特にNetflixは。
現状の高成長が続くのなら、株価はもうしばらく上がりそうですが、ちょっとでも成長に陰りが見えたときの下落はハンパないと思いますよ。
FacebookとGoogleは、割安でも割高でもないかな。
ただ、このPERで配当を出していないのが引っかかります。だって、もうそこまでの成長が期待されていないわけですから。
この辺は、議決権の大半を創業者が握っているという株主構造が起因していそうです。
つまり、株主利益をそこまで考えていないのでは?と。
Appleは、今でも全然買っていいレベルじゃないですか。バフェット爺さんが買うくらいですから。
・・・
ここ最近の、FAANG銘柄(ハイテク銘柄)はインフラだとかディフェンシブ銘柄だという風潮については、まあ確かにそうなりつつあるのかなとは思いますが、だからと言って、投資家が儲かるかどうかは別問題なんですよ。
高成長産業に投資しても儲からないこともあれば、衰退産業に投資して儲かることもあります。
要は、株価が将来稼ぐ利益に対して安いのか高いのか、というだけです。
ちなみに、私はFAANG銘柄は1つも持ってないです。
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