ぼっちが共感できるアニメ『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』

私は結構アニメとか見たりする。

ジャンルは問わず何でもって感じだが、私のようなぼっちが共感できるアニメに『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』という作品がある。

原作はラノベだが、私はアニメしか見ていない。
原作もこれから読もうかと思っている。



何に共感できるかと言うと、主人公である比企谷 八幡(ひきがや はちまん)の考え方にだ。
とりあえず、主人公がどういう人物かという説明をWikipediaから引用させてもらう。

幼少時からずっと友達ができず、周囲からは存在を軽んじられたり、上っ面だけの優しさに裏切られたりしたなどの経験から幾多のトラウマを抱えており、他人からの好意を信じることができなくなったために優しくされても罰ゲームなどで必ず何か裏があると見ており、特に女子に対して強い警戒心と猜疑心を抱いている。
現在では友達を作ることを諦めて「ぼっち」であることを誇りにさえしている。
裏切られ続けた故に建前と同情による交友関係を嫌っており、それで成り立っている関係や行動には否定的であるが、逆に言えばそうしたものがない純粋な友情を尊んでいる。
出典:Wikipedia

とにかく、主人公の比企谷 八幡は上辺だけの人間関係を嫌っている。
しかし、そういったものを嫌うからこそ、上辺だけではない「本物」に強く憧れている。
(「本物」というのは作中に出てきた言葉で、明確には定義されていないが、おそらくお互いを完全に理解し合えるような関係を指していると思う)

いやー、私も結構これ分かるんだよなあ。
私も上辺だけの人間関係は好きじゃない。
気を遣ったりして面倒くさいし、そのせいで今まで人付き合いを避けてきた。

ただ、そういうのを意識的に避けてきた反動か、「本物」の友情や愛情のようなものには憧れを持っているみたいな。
そして、それが決して手の届かない理想だと分かっていても…

世の中の多くの人たちは、上辺だけの人間関係の中でうまくやっているんだと思う。
本音を言うだけで破綻するようなら所詮その程度の関係だが、それでも孤立するよりはマシなんだろうし、むしろそっちのほうが心地よいのかもしれない。

ただ、お互いのことはよく分かっていない。
たとえそれが結婚相手だったとしても。


ちなみに、本作はいわゆる「ラブコメ」なので、こんな主人公でも魅力的な女の子たちに囲まれる。
正直、全然ぼっちじゃなくなっている。

もちろん、終始ぼっちだと話にならないので仕方ないが、現実ではまずありえないパターンだろう。

ぼっちになるなら現実のほうが簡単だ。
ちょっとでも人付き合いを避ければ、たちまちぼっちになる。
フィクションでは、無口キャラが周囲に構ってもらえたりするが、リアルではほとんどない。

コミュニケーションを取らない人間は、傍から見ると何を考えているのか分からないから不気味なのである。
これでは誰も近寄ってこない。

現実とは残酷である…




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