仕事が辛い理由

「仕事辛い」、「仕事辞めたい」という声はよく耳にする。
Twitterなんかを見てると、これらの言葉が毎日呪詛のようにつぶやかれている。

仕事が辛いと感じる理由は人によっていろいろあるかもしれないが、結局のところ以下の理由に集約される。

能力不足

仕事で要求される能力に対して自分の能力が不足していることが、仕事が辛いと感じる原因だ。

能力が不足していると、仕事の進め方が分からなかったり、自分に出来るか分からなかったりするから、不安になる。
さらに、それが責任のある仕事だったり、失敗したら怒られるような仕事だったりすれば尚更だ。

この状態だと、普通の人なら失敗が怖くて常にストレスを感じることになる。
これでストレスを感じないならサイコパスだろう。

ちなみに、能力不足による不安は、最もよくある鬱病の原因らしい。
(参考:『心が折れる職場』)



これを解決するには、以下の2つの方法しかない。

・自分の能力を向上させる
・自分の能力範囲内の仕事をする

自分の能力を向上させるには努力するしかないが、向いていない仕事の場合は辛いだけであまり効果は見込めない。
適性がないことに時間と労力を費やして頑張るのは、美徳でもなんでもなく害悪しかない。

今の仕事に適性がないと思うなら、自分の能力の範囲内で出来る仕事に就くのがいいかもしれない。
「能力の範囲内」というのは、誰でもできる単純な仕事から、自分の得意なこと・好きなことを生かせる仕事を指す。

こういう仕事なら普通にこなせるので、ストレスはあまり感じない。
得意なこと・好きなことならストレスなく努力できるので、能力の向上も見込める。

しかし、実際のところ自分の得意なこと・好きなことを生かせる仕事なんてそうそうない。
というか、得意なこと・好きなことなんて分からないという人が大半だろう。

そうなると、単に今の仕事からレベルを下げるのが、ストレスを軽減する現実的な方法になる。
ただ、そうすると今度は給料面で問題が出てくる。
凡人は常にこのジレンマに悩まなくてはいけない。

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