好きでもないことを仕事にしていると、働く動機が「怒られたくない」になる


今の仕事を嫌々やっている人は結構多いと思う。

そんな嫌な仕事をやる動機は何かっていうと、「お金のため」というよりは「怒られたくない」っていうほうが強いんじゃないだろうか。



もちろん、実質的にはお金のために働いている。
嫌な仕事でも、やめてしまうと収入がなくなって困るから、簡単にはやめられない。

しかし、実際に働いていると、お金のためにやっているという実感が薄れてくる。

なぜなら、会社に勤めていると毎月同じ額の給料が入ってくるから、それが当たり前になり、お金をもらえるから働くという意識が保てなくなるから。

じゃあ、何が人を働かせるのかというと、「怒られたくない」という気持ちだ。

「怒られたくない」というのを言い換えると、「失敗したくない」「迷惑をかけたくない」「無能だと思われたくない」とかになるが、結局は怒られることを回避したいと思っている。

誰しも怒られるとすごいストレスを感じるし、自尊心を踏みにじられる。
こんな思いをしたくないっていうのが、働く動機に繋がる。

実質的にはお金のために働いているんだから、怒られたとしても給料がもらえるなら、そんなことは本当はどうでもいいはずなのに、そうは思えないのが人間だ。


私がサラリーマンをやっていたときも、職場で「上司に怒られるから…」が口癖の人を何人も見かけた。

そして、私も口には出していなかったが、同じことを考えて仕事していた。
今思えば、いつも人の顔色をうかがっていて、何の生産性もないことばかりしていたな…

なんだかんだで、みんなこんな感じで働いているんじゃないだろうか。


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