日本の経済成長にはやはり悲観的


日本は人口減少で、将来的に経済が衰退すると言われている。

しかし、経済の成長にはいろんな要因が絡み合っており、人口が減るから経済が衰退するとは一概には言えない。



加谷珪一氏の『株で勝ち続ける人の常識 負ける人の常識』という本でも、「経済が成長する要因についてはっきりとは解明されていない」と述べられている。

本書によると、経済成長(GDPの成長)は、人口(ヒト)、資本(カネ)、イノベーション(技術)の3つで決定される。

人口が多ければ労働力が増える。資本が多ければ消費や投資が活発になる。イノベーションが起きれば生産性が飛躍的に向上する。

日本は人口に関してはもうどうしようもなさそうだが、資本はまだたくさんある。

ということは、あとはイノベーションを起こせるかどうかが、日本の経済成長のカギになりそうだ。

ただ、日本がイノベーションを起こすのは少し難しい気がしている。

日本は社会構造的に、新しいことをどんどんやるというのが難しい状態だ。
最新のIT分野では、既に世界に後れを取っている。

さらに、日本では少子高齢化が進んでいる。

言っちゃ悪いが、高齢者は頭が固く、新しいものを拒絶しがちだ。

今後、頭の固い高齢者の割合がどんどん増えるわけだが、これでイノベーションが簡単に起きるとは思えない。

誰かが新しいことをしようとしても、高齢者たちが反対したり、誰もそれを使わなかったりして、全く普及しないということもあり得るだろう。


ということで、私は日本の経済成長には悲観的だ。

日本は今ある資本(カネ)をどんどん切り崩しながら、ゆっくりと衰退していくのではないだろうか…


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