週休7日が幸せに決まっている


過労死遺族に「週休7日が幸せ?」 ワタミ渡辺氏が謝罪:朝日新聞デジタル
ワタミ創業者で、参議院議員の渡辺美樹氏が何やら失言をしたそうだ。

東京過労死を考える家族の会に対して、「国会の議論を聞いていますと、働くことが悪いことであるかのような議論に聞こえてきます。お話を聞いていますと、週休7日が人間にとって幸せなのかと聞こえてきます」と発言したのこと。

家族の会は、この発言の撤回を求めている。



この発言の中には、「働くことが悪いこと」「週休7日が人間にとって幸せ」という2つのキーワードがある。

どういう議論の流れで、この一連の発言が出たかは知らないが、私に言わせれば、上記の2つの問いについてはYESと言わざるを得ない。

つまり、働くことは悪いことであり、週休7日が人間にとって幸せなのである。

もちろん働くことは、犯罪的な悪とは違う。

しかし、身体や心の健康に悪いのは明らかだ。

ブラック企業に勤めていたら尚更である。

心身の健康を害するのなら、当然週休7日、つまり働かないほうがいいに決まっている。


渡辺氏は、「労働は美徳」と考えているのだろう。

もちろん、その考え方自体は素晴らしいが、渡辺氏のような起業家と庶民は、感覚が全く異なる。

庶民にとって、特に雇われて働いている人にとっては、労働は苦役でしかない。

やらなくていいなら、やりたくないのだ。


家族の会の人は、「働くことが悪いこと」「週休7日が人間にとって幸せ」という言葉を聞いて、自分たちが怠け者だと言われたと感じたのだろう。

だが、庶民なんて所詮怠け者であり、サボれるならサボりたいと皆思っている。

ニートができるだけのお金を持っているなら、(庶民なら)誰も働きたいと思わないし、ニートしているほうがいいに決まっているのだ。


渡辺氏の発言は、庶民に対して言うなら正しく、そして、おそらく庶民代表である家族の会は、本当のことを言われて怒ったのだろう。


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