セミリタイア志向の人間は少数派でなければいけない


セミリタイアもしくはアーリーリタイアとは、定年前、出来れば若いうちに仕事を辞めて悠々自適に暮らすというものだ。

セミリタイアブログばっかり見ていると、こういう考え方も一般的のように思えてくるが、冷静に考えたらこんな人間が多数派になったら日本も終わりである。



働かない暮らしというのは、他の人が働いているからこそ成り立つものだ。

働いている人が大多数を占めなければ、ちょうど今の日本みたいに、少数の若者で多数の高齢者を支えるような状態になってしまう。

定年前にセミリタイアした人なら、年金もまだもらっていないし、医療費もさほどかからないから、高齢者に比べれば社会への負担は軽いが、それでも納税額は少なくなるし、資産運用して収入を得ているなら、間接的に働いている人に頼っていることになる。

したがって、セミリタイア志向の人間は極少数派であることが望ましい、というかそうでないといけない。

みんながみんなセミリタイアする、もしくはしたいと思うようになったら、日本全体が貧困になってしまい、セミリタイアどころの話ではなくなる。

幸いにも、セミリタイアというジャンルはまだまだマイナーなようだ。

これからもマイナーであってほしいし、セミリタイアブログにはファンよりも、「働かない人間はクズ」だと罵ってくるアンチが大量に湧いていた方が、社会としては健全なのである。

ということで、このブログでもアンチは大歓迎ですので、よろしくお願いします。


関連記事:
ニートができるのは社畜様のおかげという事実

0 件のコメント :

コメントを投稿