正社員は大変だ、などと本気で考えている人はお金持ちになれない | お金持ちの教科書
仕事が嫌なのは分かる。だからと言って、会社を辞めれば翌月から収入がなくなり、生活に困窮する。
生活保護受給者に堕ちたくないのなら、サラリーマンを続けなければいけない。
しかし、サラリーマン(特に正社員)には「安定」というメリットもある。
このメリットを享受するには、サラリーマンをやるしかない。
終身雇用という制度は崩れかけているが、それでもまだ日本では、社員を簡単には解雇できない。
サラリーマンは、とりあえず会社に行けば収入が保証される。
こんなことは、他の働き方ではあり得ない。
会社経営も自営業も投資も、あと非正規雇用も、翌月の収入は保証されていない。
これは、考えようによっては、他の働き方にはない「特権」のようなものである。
サラリーマンを辞めれば分かるが、この特権は絶大なもので、「搾取されている」と言われるようなサラリーマンの働き方は、この特権を得るための代償とも言える。
世の中、楽して安定といううまい話はないのである。
仕事が嫌いなサラリーマンは、自分が「特権階級」にいると考えれば、まあ少しは頑張れるかなっていうくらいには思えるかもしれない。
ただ、この特権にしがみつくだけでは何も現状が変わらないのと、会社自体が傾けば、特権もクソもないということは理解しておく必要がある。
あくまで、最低限必要な期間サラリーマンでいるためのモチベーション維持のため、ということだ。
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