「働きたくない」という至極当たり前なことを言うと、大抵「働かないで何すんの?」という質問が返ってくる。
こんなことを聞かれると、働く以外の時間の使い方を知らないのかと憐れみを感じるのと同時に、頼むからこんなアホなことを聞かないでくれと思う。
「働かないで何すんの?」と聞かれたら、「働くこと以外のことをする」としか答えようがないんだよ。
具体的なやりたいことがあったとしても、それは多岐にわたるし、内容も個人的なことだから、言っても理解されないし、わざわざ答える必要もない。
そもそも、こんな質問が出てくる時点でおかしい。
働きたくない(=嫌なことをしたくない)というのは、普通に考えて当たり前な欲求だ。
ただそれを口にしているだけなのに、そこに疑問を持つということは、もうかなり洗脳が進んでおり、「社畜脳」になり果てていると言える。
仕事なんて、所詮お金を稼ぐための手段の1つに過ぎないんだよ。
人生には他にもできることがたくさんあるのに、そんなことも忘れてしまったのかい?
典型的なサラリーマンが、仕事以外には本当に何もないというのはよくあることだが、これって結構ヤバい状態だと思うぜ?
まあ、中には働いて社会貢献することを生きがいにし、そこで自己実現を達成するような人もいるだろう。
そういう人からしたら、働きたくないという意見は理解できないかもしれない。
だとしても、働きたくない側の人間に対して、「働かないで何すんの?≒やることないでしょ」というあからさまに否定的な質問は、自分の価値観を押し付けているだけであり、視野狭窄と言わざるを得ない。
働くことが生きがいの人間なんて、ほんのごく一部なのだから。
とにかく、「働きたくない」と言っている人がいたら、「働かないで何すんの?」と思ってしまう時点でヤバいのであり、思ったとしても聞かないでほしいということだ。
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