自民・二階俊博幹事長「子供を産まない方が幸せだと勝手なこと考える人がいる」
自民党の二階俊博幹事長が、「この頃、子供を産まない方が幸せじゃないかと勝手なことを考える人がいる」と述べたらしい。
案の定、ネットでは批判の嵐です。
「個人の幸せを勝手に決めるな」とか、「貧困・保育園問題で子供を育てやすい環境じゃない」というのが主な批判です。
価値観の多様化した現代でこういう発言をすると、叩かれるのは目に見えています。特にリベラルな方面から。
でも、この発言にも一理あると思うんですよ。
そりゃもちろん、子育てしやすい環境というのは国のほうで何とかしてほしいし、何が幸せかは本人が決めればいいと思いますよ。
でもはっきり言って、ほとんどの人にとって、「家族を持って子供を育てる」以上に幸せなことってなくないですか?
人並み外れた能力を持っている人なら、その能力を生かしてすごい成果を上げ、自己実現を成し遂げることで幸せを得られるかもしれません。
しかし、そうじゃない大半の凡人が、たとえ死ぬ気で頑張ったとしても、大した成果なんて出ないんですよ。
凡人が「自分の限界にチャレンジするぞ」とか言って、結婚も子供も作らずに頑張ったところで、特に何も得られず一生孤独に過ごす可能性が高いです。
最近は、孤独というのは不幸だと感じやすく、健康も脅かすことが科学的にも分かってきています。
それだったら、凡人は仕事はそこそこにして、とりあえず結婚して子供を育てたほうが、幸せな人生を送れると思いませんか?
もちろん、幸せになるには人間関係の良好な家庭である必要はありますが。
現代は、「価値観の多様化」という名の殻をかぶった、自分のことしか考えない地雷がたくさんいますからね。幸せな家庭というのも難しくなったのかもしれません。
・・・
こんなことを言っている私ですが、私は結婚も子育ても特にする予定はありません。
たぶん、一生しない可能性が高いです。
私にとって人生で最も重要なのは、やりたくないことやらないで過ごすことなので、社会不適合者の私は自ずと「いかに働かずに過ごすか」を考えることになります。
私みたいな大した能力もない人間が働かずに過ごすという時点で、自分1人の生活を成り立たせることで精一杯です。
なので、結婚するかどうかとか、子供を作るかどうか、という次元で物事を考えていません。
これで幸せだとは思っていませんが、下手に働くと確実に不幸度が増すことは分かっているので仕方ないのです。
二階幹事長が、私みたいな人間というか、セミリタイア志向の人間の存在を知れば、ボロカスに貶しそうですね。
でも、日本の労働環境や税制も、働くインセンティブを削いでいるんじゃないか?と、完全に自分のせいだけではないということも主張しておきますか。
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