「投資でセミリタイア」は社会に貢献している


ブログ村には「投資でセミリタイア生活」というカテゴリーもあるように、セミリタイアしている人、しようとしている人は、投資もしている割合が高いように思います。

セミリタイアというのは、世間的には働かない社会のお荷物的な認識で、非難の対象みたいなところがありますが、がっつり投資して生計を立てているのなら、別に文句を言われる筋合いもないと思うのです。


セミリタイアにも二種類あって、ひたすらお金を貯めた後、貯金を切り崩していくタイプと、何らかの不労所得を構築するタイプがあります。

前者は、資産のほとんどを現金の形でため込んでおり、かつ消費にも消極的なので、社会全体で考えると、あまり好ましいものではありません。(物価上昇を抑えるという意味では社会に貢献してるかも)

お金は社会の血液と言われるように、使ってナンボです。

こういう人は、経済面で見ればほとんど社会に貢献しておらず、むしろ経済成長の足を引っ張ているので、多少非難の対象になっても仕方ないところがあります。

まあ、それでも自分にとって合理的だと判断してやってることなら否定はできませんが。


一方、後者の不労所得を構築する場合は、不労所得の種類にもよりますが、基本的には社会に貢献しています。

というか、社会貢献しているから、不労所得が得られるのです。

不労所得を得るための最も一般的な方法が投資で、よくあるのが株式や不動産等の資産を購入して収益を得るというものです。

これのどこが社会貢献なのかというと、「リスクを取っている」のが社会貢献なのです。

株式や不動産はリスク資産で、持っていると得するかもしれないし損するかもしれません。

そして、これらは誰かが持っている必要があります。

投資というのは、その役目を引き受けていると言えるのです。

投資家は社会にとって必要なもので、これは立派な社会貢献です。

それに、自分で働く行為も、経済的にはある種の投資です。

働くというのは、自分の労働力という名の人的資本を、労働市場に投じて(リスクを取って)収益を得る行為です。

つまり、お金を得るために、自分の身体(労働力)をリスクにさらすか、自分のお金をリスクにさらすかの違いだけなのです。

したがって、投資で不労所得を得てセミリタイアしている人が責められる筋合いはないということです。

特に、セミリタイアするくらいの人なら、資産のほとんどをリスクにさらしている場合がほとんどなので、これは一般的な日本人の常識からしたら、かなりぶっ飛んでいるリスクテイカーですからね。


ただ、投資を通じて社会貢献しているといっても、セミリタイアしている以上、やはり消費には消極的になりがちです。

私もそうですが、リスク資産を買うために現金はほとんど放出しているので、消費に関しては他の人に任せますというスタンスなのです。



1 件のコメント :

  1. たぶん社会に貢献しなくたっていいんだと思うよ
    世の偉人はクソみたいな人生送った人ばっかりでしょ
    後から評価されてるだけで

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