夜間が赤字でも24時間営業をやめない理由

コンビニはなぜ24時間営業なのか? | 加谷珪一の分かりやすい話

ここ最近の人手不足により、コンビニ等での24時間営業に疑問が持たれています。

深夜のコンビニの来客数を考えたら、ほとんど利益はなさそうですし、さらに深夜に働く人も不足しているのなら、24時間営業はやめたほうがいいと直感的には思うのですが、それでもコンビニ各社は24時間営業を続けようとしています。


なぜ頑なに24時間営業をやめないのかと言うと、そのほうが昼間の売り上げが大幅に伸びるからだそうです。

理由はよく分からないらしいですが、仮に深夜営業をやめてしまうと、全体の売り上げが3割程度落ちるとか。

そういう事情があるのなら、たとえ人手不足でも、頑なに24時間営業したがるのも分かります。

まあ、それによって苦しむ店舗オーナーさんは気の毒ですが…


私はコンビニではないですが、同じく24時間営業が基本の、セルフガソリンスタンドの夜勤をやっています。

ガソリンスタンドは、整備工場や洗車機があっても、夜勤帯は給油しか提供していないので、売れた燃料油の量から、夜勤帯の売上、利益を簡単に見積もることができます。

で、ざっくりと見積もってみたら、私の店の場合、粗利益で私の日給と同じくらいでした。

粗利益なんで、ここから私の給料やその他経費を引けば、夜勤帯はほぼ確実に赤字です。


ガソリンスタンドの開店閉店作業は、設備の電源をON・OFFするだけなので、コンビニに比べると24時間営業はやめやすいはずです。

それでも24時間営業しているということは、やはりガソリンスタンドでも昼間の売り上げに影響するからなのでしょう。

夜勤帯だけで考えると、私は何の付加価値も出していませんが、昼間の売り上げに貢献しているのなら、一応存在価値はあったみたいです。



1 件のコメント :

  1. 夜間の緊急時のための慈善事業てきな意味なんじゃないですかね?
    トイレ我慢できないとか、夜間にガソリン切れそうとか
    コンビニもガソリンスタンドも

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