自分が死ぬまでに使い切れないようなお金ができるかできないかは別にして、世の中には、死ぬまでに資産を使い切りたい派とそうでない派がいます。
たぶん大抵の人は前者じゃないでしょうか。
私の周りでも後者だという人は見たことがありません。
特に、自分が健康なうちに自分のために使いたいという人が多いように思います。
ちなみに私は、やや後者よりの考えです。
「年を取って気力も体力も衰えているのに、お金を持ってても仕方ない」というのは、まあその通りかとは思いますが、しかし、死ぬまでにちょうど資産を使い切るのは、おそらくそんなに簡単じゃないです。
健康なうちにバンバンお金を使っていると、いわゆる長生きリスクのおかげで、晩年は金欠に苦しみかねません。
それに、いくら高齢者でお金の使い道がないと言っても、金のない老人ほど疎まれるものはありません。
自分のためだけに資産を使い切っていると、晩年は誰からも尊敬されず孤独である可能性が高いです。
まあ、別にそれでいいなら問題ないんですけど。
私は無理に資産を使い切ろうとせず、普段通りに生活して、もし余ったらそのときはそのときで考えればいいと思っています。
自分に子供がいるのなら、子供に相続させればいいですし、子供がいないならどこかに寄付するだけです。
株式投資家の間では有名なロナルド・リード氏は、死後の財産を地元の図書館などに寄付して話題になりました。
死んだ後に有名になっても仕方ないと思う人もいるかもしれませんが、それでも遠い異国の地で、私がここで話題にあげるくらい有名になったのはすごいことだと思いますし、私はロナルド・リード氏の人生は決して悪くないと思っています。
死んだあとじゃなくて、生前に寄付して感謝されたいのなら、高齢になったときにどこかに寄付するのもいいでしょう。
金額によるかもしれませんが、寄付すればこんな感じに表彰してもらえます。
「長年のお礼がしたい」...97歳男性が救急防護服150着寄贈 西宮市消防局が感謝状
子どもたちに児童書や遊具 | 新周南新聞社
「感謝されたいから寄付するなんて売名行為だ」と批判されそうですが、そもそも寄付なんてのは自己満足に過ぎないので、それで構わないです。
寄付は「最高の娯楽」ですよ。
まあ、これらはあくまでできたらの話であって、そんなお金の余裕がなかったら、卑しい守銭奴として孤独に孤独に死んでいくとします…
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