年金デモ参加者は税金泥棒か



今月の16日に「年金デモ」とやらが行われ、「払った年金返せ」というような抗議がされたようです。

これに対してホリエモンが、デモ参加者を「税金泥棒」と呼んだことで炎上しています。

まあ税金泥棒かどうかはおいといて、私も年金デモは愚行だと思ってます。


内閣府の資料によると、現役世代では年収400万円以下の層で、税・社会保険料負担よりも公共サービスによる受益のほうが多くなってるらしいです。

出典:https://www5.cao.go.jp/keizai3/jueki_futan/0929jueki_futan.pdf

私も今となってはかなりの低所得者なので、何となくそんな気はします。

デモ参加者もおそらく所得が低い人ばかりでしょうから、受益超過の人も結構いると思われます。

また、年金についてはいろいろ言われてますが、現状でも「優れた保険」には変わりないです。

長生き対する最も確実なリスクヘッジですし、障害年金もあります。

税金が投入されているので、加入者に有利なのは当然でしょう。

つまり、年金も含め、現状の社会保障からの恩恵を受けているにも関わらず、その社会保障を自ら非難しているわけです。

もし、デモの抗議通りに払った年金保険料が返されて保障がない状態になったら、かなりの確率で困ることになると思いますよ。

まあこの行為が税金泥棒かどうかはさておき、愚かな行為であることには変わりないので、こんな事しても何も改善しないでしょう。

こういう他罰的な考えは人生の難易度を上げるだけなんですけどね。

だからイライラしてデモを起こしたのかもしれませんが。

所得が低いなら、低コストな生活を送りながら、社会保障の甘い汁をすすって大人しく生きることを考えるほうが賢いと思いますよ。




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