実家暮らしセミリタイアについて


私は現在実家でセミリタイア生活をしています。

セミリタイアしているので、当然1年のほとんどの期間を自宅で過ごしている引きこもりで、資産がそれなりにある以外は典型的な子供部屋おじさんです。

しかし、子供がずっと実家で暮らすのはデメリットだけでなく、親子双方にとってのメリットもあります。

今回はこの実家暮らしのメリットについて書いてみようかと思います。

ちなみに私は会社員時代は一人暮らしをしていたので、一人暮らし経験はあります。


実家暮らしのメリットとしてパッと思いつくのは子供側のメリットです。

家賃、光熱費、食費などの負担がないのは経済的にかなり楽で、一人暮らしと比べると貯蓄のしやすさは段違いです。

ただ、子供の負担がないのは親が負担しているからで、これを調整するために子供が毎月いくらかのお金を実家に入れる場合もありますが、私はこれには否定的です。これについては後述します。

一方、親からしたら子供分の費用負担が増えて、一見デメリットしかないようですが、これは親と子それぞれの財産を完全に個人のものと見なしているからで、親子の共有財産と見なせば親にもメリットはちゃんとあります。

子供からしたら、親の財産はいずれ相続されるので、共有財産と見なしやすいですが、親からしても、子供の財産は自分が年老いたときに介護等で自分のために使ってもらえます。

したがって、親が子供のために負担した生活費は、そのまま子供の財産として蓄えられ、将来的には自分に返ってくるということです。

また、高齢になった親が自分で何かをしようとするとき、判断力の低下や知識不足から余計な費用負担が発生したり、最悪財産をだまし取られるといった危険があります。

こういうときも、親子で財産を共有化して、身近にいる子供が親の財産管理もしていれば被害を防ぐことができます。


そして、この共有財産を減らさないようにする一番の方法は、同じ家に住むことです。

一つの家に大勢で住むほど、一人当たりの生活費を大きく下げることができます。

このとき、生活費の支払いは誰か一人がまとめてしたほうが効率がよく、普通はその家を仕切っている人、つまり親がすればよいと思います。

子供は家の事や親が一人で出来ないことを手伝えばいいのです。もちろん無償で。

このことから、先ほど上で述べた子供が実家にお金を入れるという行為は、単にお金を無駄に移動させているだけとも解釈できるんですよね。

もちろん、親子ともに完全な個人主義者なら実家にお金を入れる必要もあるでしょうが、それだとそもそも実家で暮らす理由がありません。


ということで、実家暮らしは子供にとっては現在の生活が楽になるメリットがあり、親にとっては将来(老後)の生活が楽になるメリットがあります。

ただし、これが成り立つには親子関係が良好である必要があり、そのためには親子双方がある程度まともなコミュニケーションを取れる必要があります。

特に、セミリタイアしている場合は親と顔を合わせる時間も多いと思うので、コミュニケーションの取り方はかなり重要です。

また、資産ゼロのニートなど、一方が他方に完全に依存している場合は一緒に暮らすメリットはほぼないです。

親だろうが、子供だろうが、縁を切ったほうがいい人というのは普通にいます。


実家暮らしセミリタイアの話と言うよりは、実家暮らし一般の話になってしまいましたね。




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