来年から確定申告がさらに捗りそうです

今年も無事確定申告を終えました。

まあ確定申告自体は1月中にしたんですけど、本日住民税の申告も終え、申告作業が全て完了しました。

なぜ住民税も申告するかと言うと、株の配当所得を住民税で申告不要にすることで、税金・社会保険料を節約するためですね。そしてこの住民税の申告が結構面倒なんです。

確定申告と違って住民税申告は電子申告がないので、基本手書き&市役所へ持参です。

今年はコロナの影響があるので、市役所も郵送を推奨して申告書と返送用封筒をわざわざ送ってきたのですが、残念ながら私の場合は、確定申告書の控えも出さないといけないので返送用封筒に入りきらず、それに加えて別途記入が必要な書類が一緒に送られてこなかったので、結局いつものように市役所に行く羽目になりました。

そして今年でこれも3回目ですが、相変わらず職員さんは不慣れです。まあ珍しいパターンだから仕方ないとは思いますけど、それでもわざわざ市役所まで行って不慣れな職員さんとやり取りするのは面倒です。

しかし、この毎年市役所に行かないといけない仕組みも今年で最後のようです。

令和3年度税制改正大綱」内に以下のような記載があります。

個人住民税において、特定配当等及び特定株式等譲渡所得金額に係る所得の全部について源泉分離課税(申告不要)とする場合に、原則として、確定申告書の提出のみで申告手続が完結できるよう、確定申告書における個人住民税に係る附記事項を追加する

つまり、確定申告書に新たに項目が追加され、そこで住民税の申告方法を選択するだけで完了するということです。

いやー素晴らしい。これですべての作業が自宅で完結します。

この住民税の申告方法を選べる制度って割と抜け穴感があって、しかも社会保険料節約に使えるという、モラル的にどうなんだって気はしてましたけど、しかし政府自らがやりやすいようにしてくれたってことは、政府はこれを推奨してると考えてよさそうです。

実際、「令和2年度第2回個人住民税検討会」で公開されている資料を見ると、政府参考人が以下のように言っています。

個人投資家の市場参加を促す観点から段階的に導入されたものでございますが
(中略)
これは、従来から異なる課税方式を選択できることとしている結果であるということで御理解を賜りたいと思います

完全に政府推奨です。ありがとうございました。

というわけで、来年以降も躊躇うことなく本制度を活用していこうと思います。

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