株の確定申告がすごく楽になったのにもう申告することがなさそうな件

株の所得を確定申告するときは、従来は特定口座年間取引報告書の内容を手作業で入力してましたが、今は報告書の内容を入力するだけなら完全に自動になりました。(外国税額控除や、繰越控除は手入力する必要があります)

これは確定申告書作成コーナーの画像ですが、xml形式の特定口座年間取引報告書があれば自動で入力できるんですよね。

この機能自体は以前からあったのですが、xml形式で交付してくれる証券会社が少なくて使うことがありませんでした。

最近はSBI証券もxml形式でも交付してくれるようになり、自動入力が使えるようになりました。

SBI証券は、確か2021年分の報告書から、つまり昨年の確定申告からxml形式でも交付されていたと思います。


まあこんな感じで便利になることは大変歓迎なのですが、皆さんご存じの通り、来年から株の所得について「住民税のみ申告不要」とすることができなくなります。

このせいで、不用意に確定申告すると「住民税非課税世帯」や「国民健康保険料7割減」から外れてしまう場合があるんですよね。

確定申告しないと、基礎控除や社会保険料控除が余ってもったいないというのはあるのですが、それでも住民税非課税世帯と国民健康保険料7割減のほうが得な場合が多いです。

所得を少なくする(見せる)ほうが得な制度もどうかと思いますが、現状そうなっているので仕方ないです。

確定申告が便利になってきたのに、株の所得は今後二度と申告することがないかもしれないですね…

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